山形の日本海側、庄内(しょうない)にいったらぜひ行きたい!
と思っていた場所、それが「十六羅漢岩」です。
吹浦(ふくら)駅から、歩いて15分ほど。
信号の名前にもなっています。
浜辺に広がる岩の風景。
遠くからみると、ただの岩のゴツゴツしている風景にみえますが、
よーくみてみると、岩に仏さまが彫られているのです。
みえますか??
この十六羅漢さまが彫られたのは、明治時代のこと。
今も吹浦にある「海禅寺」というお寺の、当時のご住職が
海難で亡くなられた方々の供養のために、十六羅漢さまをつくることを考えられました。
ご住職は、酒田で托鉢して、石工さんにお願いするそのお金をつくったそうです。
そして、5年間の歳月をかけて、この海岸に羅漢さまや仏さまたちが生まれたのです。
わりと広い範囲に彫られていて、目をこらしながら岩を歩いていくと
突然岩の中に人の顔がみえて、ドキッとしたりします。
まるで隠れんぼのような感じ。
上に国道が通っているのですが、
こうしてトンネルのようにして羅漢さまを残しています。
岩のてっぺんにもお坊さんの姿がみえました。
駆け寄ってみると、手に払子(ほっす)を持った羅漢さまでした。
中には、空をみあげている
こーんなにやさしいお顔の方もいらっしゃいました。
きっと、石工さんは
荒々しくそびえる岩に、羅漢さまのお顔が次々と浮かんできたんでしょうね。
この羅漢さまたちが完成したのち、
発願されたご住職は、最後の供養としてこの海に身を投げて亡くなられたそうです。
まさに、命をかけて生まれた羅漢さま。
風雨にさらされてきた羅漢さまは、
お顔が削れたり、ほとんどわかんなくなってしまっている方も多いですが、
その姿から、長い間ずっとこの荒々しい波と共に生きて来られたんだなぁ・・と感じます。
空と海の間に羅漢さまたちがいる光景。
波の音を聞きながら、とーっても気持ちいい時間でした。
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