阿弥陀如来(あみだにょらい)さま
Amitaba Buddha
子どものとき、「なんまいだーなんまいだー」って、お坊さんのマネをした人は多いですよね。 この「なんまいだー」とか「なんまいだー」というのは、「なむ、あみだぶつ(南無阿弥陀仏)」という阿弥陀さまへのご挨拶です。
「ああ、阿弥陀さま!」「こんにちは、阿弥陀さま!」「大好き、阿弥陀さま!」という意味です。
阿弥陀如来さまは、わたしたちが死んだあと、極楽に連れて行ってくれる仏さま。
「極楽(ごくらく)」ということばは、わたしたちの生活でもよく耳にします。気持ちいいお風呂に入ったときに「あ〜極楽、極楽」っていいますものね。
その極楽というのが、阿弥陀さまが住んでいるところ。仏さまが住んでいる世界のことを「浄土」といって、阿弥陀さまが住んでいるのは「極楽浄土(ごくらくじょうど)」なのです。
阿弥陀さまは、心をこめて「あみださま、あみださま」とお名前をお唱えしたら、どんなに悪いことをした人でも、 平等にみんなを極楽に連れていってくださいます。とーーっても懐の深いやさしい仏さまです。
阿弥陀三尊像(あみださんぞんぞう)
Amida Trinity
阿弥陀さまが中心となって三尊になるときは、 観音菩薩さまと勢至菩薩さまが両脇につきます。
お迎えにきてくださる「来迎」のときには、 三尊さまとも雲にのっています。
西の果てにある阿弥陀さまの極楽浄土から、雲にのってひゅーんと私たちのもとへやってきてくれるのです。 そして、観音菩薩さまが持つ蓮台✿(蓮の花の台)の上に、ちょこんと死んだ人の魂をのせて、また極楽へと戻っていかれるのです。
この三尊さまの他にも、お迎えのときには 雲にのったたくさんの菩薩さまが楽器を奏でたり、歌ったり、踊ったり、とっても賑やかなんですよ。
死んだ後の世界って、思ったよりも明るく楽しそうです ^^
阿弥陀さまのお迎えは9通り
Amida Nyorai's 9 ways to save people
「なむあみだぶつ」と心をこめて唱えた方は、どんな人でも救ってくれる阿弥陀さま。 でも、生きている間にいっぱいいい行いをした人と、悪いことばかりしていた人と、同じように救われるのはちょっと・・と思いますよね。
みんな救ってくれる阿弥陀さまですが、生前の行いによって、ちょっとした違いもあるんです。
それは、亡くなったときのお迎えの仕方。 上の上、上の中・・のように、全部で9つに分かれています。
- 上品上生 じょうぼん じょうしょう
- 上品中生 じょうぼん ちゅうじょう
- 上品下生 じょうぼん げしょう
- 中品上生 ちゅうぼん じょうしょう
- 中品中生 ちゅうぼん ちゅうじょう
- 中品下生 ちゅうぼん げしょう
- 下品上生 げぼん じょうしょう
- 下品中生 げぼん ちゅうじょう
- 下品下生 げぼん げしょう
上だと豪華なお迎えですが、下の方になると、お迎えの仕方がどんどん淋しい感じになっていくのです。 そのお迎えの仕方によって、「来迎印(らいごういん)」とよばれる阿弥陀さまの手のかたちも変化するんですよ。


