そろそろぶどうの季節!
ということで、今日紹介するのは、ちょっと変わった仏像。
目指すは、山梨県は勝沼。
ワインも有名な、ぶどうの町です。
なんとその勝沼には、ぶどうを持った仏像さまがいらっしゃるんですよー!
実は私がこの仏像さまの存在を知ったのは、
実は愛読書の美味しんぼから。笑
単行本80巻の「日本全県味巡り山梨編」で、紹介されていたのです。
いろんなところで仏像さまとの出会いがありますねぇ。
さてさて。
目指すは大善寺(だいぜんじ)というお寺です。
勝沼ぶどう郷駅から歩いて20〜30分くらいかな。
ちょっと遠いけど、坂道が下りなのでそんなに大変じゃないですが、
タクシーだと5分くらいで着いちゃうので、タクシーの方がいいかもしれません。
大きな国道沿いに、すっごく雰囲気のある山門が出てきました。
石段の脇にも、いろんな種類のぶどうが育っていて、
見ているだけで、なんだか楽しい!!
この石段をずっと登っていくと、本堂でもある薬師堂につきます。
本堂は、国宝にも指定されていて、すごい存在感。
茅葺きの茶色が深くて、どっしりとしています。
大きな立派なお堂に入ると、大きな厨子の周りに日光・月光菩薩さまや十二神将さまが並んでいて、すっごくいい雰囲気です。
ご本尊さまは、秘仏なため拝観はできませんが、
お内陣に入らせていただいて、御前立ちご本尊さまにご挨拶。
小さな御前立ちさまの手には、しっかりとぶどうが!!
水かきのついた手でやさしくぶどうを持たれていました。
すっごくキレイ!
秘仏であるご本尊さまのぶどうは、残念ながら取れてなくなってしまったそうですが、
以前はこのようにぶどうをお持ちになっていたんだそうです。
「どうしてぶどうを持ってるの?」
って、気になりますよね!
それは、この方が「薬師如来」さまだということに関係しているんです。
薬師如来さまというのは、手に薬の入った壺をもっていて、
私たちの病気を治してくれる仏さま。
私たちにとって「ぶどう」は果物で、デザートに食べるようなものですが、
実はぶどうというのは、お薬だったんだそうなのです。
ぶどう=薬
ということで、薬師如来さまがぶどうを持っているのですね。
そういえば、赤ワインのポリフェノールは体にいい!なんて言われるし、
現代でもぶどうはお薬のような役割をしているのかも・・?
福島県にある勝常寺(しょうじょうじ)というお寺のお薬師さまの
光背(こうはい/仏像の後ろにある後光を表す板のようなもの)には、
ぶどうのツタが彫られていました。
お薬師さんとぶどうは、切っても切れないご縁があるのですねぇー
ちなみに、ここは宿坊もやっているので、
泊まりで勝沼を楽しみたい方は、ゆっくりできますよ◎
あ!そうそう!
あと、今年2008年の10月にはご本尊さまがご開帳です。
丸くってにっこり笑った、ステキなご本尊さまにお会いできるので、私も行きたいと思っています。



