TOP > 仏像ガールな日々。 > 仏像ブーム考(長文!)

« 激アツ!岡山!! | 仏像小咄 TOP | 仏にひかれて善光寺まいり »

仏像ブーム考(長文!)


仏像ブーム。
最近よく聞くことばですが、みなさんどう思いますか?

いろんなメディアで「今、仏像がブームだ!!」と言われています。
私自身も、いろんなところで自分の考えをお伝えしてきたのですが、
少し思うことがあったので、ここに書いておこうと思います。
(長文でごめんなさい!><)


いつも思うのは
仏像ブームは今だけのものじゃない」ということ。

日本に仏教が入ってきて、仏像はながーーーい間
たくさんの人たちに守られてきました。
きっとね、ずーーっと日本人は仏像が大好きなんだと思うんです。
長い歴史の中で、たくさんの仏像が作られたし、たくさんの人が守ってきたし、
そして何より、拝んできた。

だから、今わたしたちが会うことができる!

これって、たくさんの人の「仏像が好き」「仏像が大切」「仏像と一緒に暮らしたい」という思いがあってこそ。

だから、今「仏像ブーム」なんて言われるのは
「ブームなような」気になってメディアが煽っているだけなように感じることがあります・・><


私もそうですが、仏像が好きな人たちって、
意外と「仏像ブーム」だとは思っていないような気もします。

みんなそれぞれに「好き」な理由はあると思うけど
仏像ガールのもとにいただくお便りでは、
「心」で仏像を感じて、出会って、感動して、仏像を好きになった人が多いんです。

みんなにとって「仏像」はいろんなものをくれる宝ものなんですよね。^^


それとね、こんなお便りもいただきました。
匿名で掲載させてください。><

今日、神護寺にいってきました。 今までは 金堂内陣の須弥壇の真前で 薬師如来ファミリーに会えたのですが、 内陣に入ってはいけないことになっていました。

御堂の中で大騒ぎしたり、法具や供物を触って落としたり
マナーの悪い拝観者が増えたからとのことでした。

仏像好きな人が増えるのは嬉しいことですが、
一部の心ない人がいることによって
仏像と私たちの距離が遠くなったり、
会うことができなくなったりするのは とても悲しいことではないでしょうか。
仏像ブームなんていってるけど
こんな悲しい現実もあるんです。
本当に仏像が好きなら
ルールやマナーを守るぐらい簡単なことですよね。
お寺さんにも 快く 仏像に会わせてもらえるように
仏像を愛する者として 何をすればいいんでしょうか。


私も全然知らなかったのですが、神護寺でそんなことが起きてたなんて!
仏像を好きな人なら、とてもかなしいことですよね。

仏像ブームと関係しているかは微妙だけど、仏像盗難事件についても
なんにせよお寺さんと私たちの間に壁ができてしまう。
こういうことが、いろんなところで起こっている現実。。
かなしすぎる。

何ができるんだろう。

そう考えると、
とにかくひとりひとり
「仏像を大切にすること」
「仏像を守る人、好きな人を大切に想うこと」しかないように思います。
草の根運動ですが・・><

「仏像が(仏さまが)よろこんでくれることをしよう!」みたいな。。笑


たとえば、小さなことだけど
仏さまのお顔を見るために、人を押したりしない。
人混みになるとついついやってしまいがちだけど、
人を押しのけながら会っても、きっと仏さまは喜ばないですよね。^^;

たまに見かけますが、
仏さまの顔を覚えておきたいから、撮影禁止なのに写真を撮ってしまう
なんてことも、きっと仏さまは喜ばないはず。。


みんなが思いやりの心をもって、隣の人と助け合って、仏さまに会う。
そんな私たちのことを、仏さまがよろこんでくれたら嬉しいですよね^^


「仏像ブーム」によって仏像に興味を持つ人が増えるのは本当にうれしいこと。
でも、仏像を守っている人や好きな人たちが傷ついてしまうことがあるのも事実。

これは、小さなことからになっちゃうけど、
ひとりひとりが「愛」や「思いやり」をもっていくことで
昔の人たちと同じくらいの「仏像への愛」を持てたら、
後世にも仏像を伝えていけるんじゃないかなぁ、と思うんです。


長く長く書いてしまいました。
一部だけど、これが今、私が思うことです。

ここまで読んでくださった方、ありがとうございます><


とにかくみんな!
ピースにハッピーにこれからも、仏像と生きていこうッ!

LOVE!仏像!!

このページのTOPへ

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://193mix.xsrv.jp/mt/mt-tb.cgi/790

コメント (7)

maco:

はじめまして。
私も仏像を愛する女子です。
昔から好きで、高校生のときは学校をサボってまで京都をウロウロしてました。
私は、最近の仏像ブーム?のおかげで、仏像ガールさんのサイトを知れたし、本も沢山でて、勉強しやすくなったのは嬉しいです。私は、このブーム?のおかげで、今までなんとなく好きだった仏像が、大好きに変わり、もっともっと仏像を知りたくなりました。仏教のことまで知りたくなって、勉強しています。
私は、感謝していますが、確かにそんな事があるのは、悲しいですね。なんだか、とても考えさせられました。

ともP:

さすが仏像ガールさん(感涙)私も最近感じていました・・・昔から父や母の影響で、お寺に行くことが好きで、自分の心の癒しが仏像さんでした。そんな仏像のことを詳しい訳ではないけれど、いつも自分が落ち込んでいるとき、必ず父が仏像観に連れってくれて・・・。だからこそ、このあいだからTVで阿修羅展の特集をやっていた時にちょっと考えさせられたのも事実です・・・。こうやって仏像ブーム?というか、いろんなところで仏像さまに会えるようになったのは、嬉しい反面・・・お寺の人や仏像さまはどう思ってるんだろう?とか、いろいろ考えたりして・・・。でもみんなどういう理由にしろ、仏像が大好きなんですよね・・・。それはとっても素敵なこと。みんなひとりひとりの心掛けが大事。私も自分の姿を振り返りながら、思いやりを大事に・・・これからも仏像さまに会いに行きたいと思います。仏像ガールさんのお話・・・心に響きました。

hasejima:

確かに阿修羅展の盛況ぶりや
それに乗じて?の仏像特集などでブームとなってるのが
現状でしょうし、事実だと思います。
確かにそれを契機に仏縁として仏像を愛する人が多くなるのは
いいことでしょうし、一概に批判をすることはできません。
しかし仏像やそれを守る人々との良い関係を持つことができない人まで
出て来るのは残念至極です。
仏像は観光や美術の対象のみならず信仰の対象であることも
肝に銘じるべきです。
連綿と仏に守られながら仏を守っていく集落の方々の姿に先日湖北で接しただけに
一過性であってはならないとは同感です。
善光寺の阿弥陀様もそのような絶えることない信仰の中で生きて来たと思います。

三重県バンザイ:

「ブーム」って一過性の流行という意味ですから、この言葉を使うのは間違ってる気がします。一過性で終わってしまうものなら、1000年以上前に造立された仏さまにお会いできるなんてことはないですよね。この間たくさんの人々が礼拝し、お守りされてきたからこそ現代の私達がお会いすることができる。本当にスゴイことです。このことを忘れず、「あー、いいご縁を頂いたなー」と感謝する心さえあれば、さらに後世に伝えていけるでしょうね。

アルゼンチン:

こんにちは。
いつも楽しく拝読させて頂いております。

大好きな神護寺、そんなことになっていたのですか。
土門拳さんの写真と文章に刺激されて訪れた神護寺の、立体曼荼羅。間近で見られないのかと思うと非常に残念。
根底には、仏様を敬う気持ちが希薄になってきたということがあるように思います。

小生の小さい頃は、お寺で悪戯でもしようものなら正座で反省、そしてごはんお預けの刑でした(親戚がお寺さんだったので!)。
そういう特別の場であるということを、親が教えなくなったということがとっても悲しいですね。
これからは親の代わりに、お寺さんを始めとする仏教関係者が「仏への感謝」を教えていかないといけないですね。

Green:

「そう言えばあなたも仏像好きでしたね?」と
仏像の「ぶ」の字も関係ないような人から声をかけられる
今日この頃。(普段は変人扱いなのに)
東博関係で言えば、薬師寺展の時もすごい賑わいだったけど、今回の阿修羅展は阿修羅のハンサムぶり(失礼な言い方ですみません)も手伝って、マスコミも取り上げやすかったのでしょう。ブームなのかも知れませんが、それに乗っかって信仰心もなにもない「ブームだから見ておこう」という人たちが増えているのだとしたら、少し…悲しいですね。私の場合、仏像とは基本的に一人で仏様と一対一で向き合う事にしているので、今回の阿修羅展でも、あれだけの人の中でもじっと待っていれば、人を押しのけることもなく、自然に目の前の人がいなくなり、そのお姿を拝見することができました。仏像関係の書籍や映像が増えるのはとても嬉しいことだし、それも人気があればこそなので、妙な「ブーム扱い」ではなく、「普通」のことに早くなって欲しいと思います。

十字路:

最近は仏像関連のイベントや書籍がとても多くて喜ぶ半面 一部の心ない人達のマナー違反も多くなってきているのだと思います

マナー違反は博物館や美術館と同じような感覚でお寺で仏像を見ているのではないでしょうか?

お寺ではマナーがあります

お寺には「信仰」があります

とは言ってもお寺は敷居の高い場所ではないと思います

皆さんのおっしゃっている通りちょっとした思いやりで楽しく仏像を拝観出来ると思います

もし
思いやり=想像力
なら

みんながちょっとずつ想像力を働かせればきっと良い方向に進めると思います

薬師寺展や阿修羅展や初めて仏像を観た人はこれをきっかけに仏像に興味を持って単なるブームではなく長く仏像を観る趣味としてこれからも観ると どんどん楽しくなると思います

失礼な例えですが、アイドルや芸能人を好きになると
どんな性格なんだろう?
どんな家に住んでるんだろう?
家族構成は?
友人は誰?

とか色々と知りたくなりますよね

仏像も同じでお寺の事や仏教の事を知りたくなってきます

そのきっかけになると良いと思います

もし初めて仏像を観た人が私が初めて仏像を観た時のあの何とも言えない気持ちがスッとする感覚や興奮や何故か判らないけど涙が溢れてくる感覚をもし味わっているとしたらなんだかとても嬉しいです

またまた失礼な言い方とは思いますが仏像を長く観てる人も初めて仏像を観てる人も仏像目線で見れば私達は全員年下で後輩で新人です(笑)

仏像好きな人達はもう一度改めて拝観のマナーを考える良い機会だと思います。

コメントを投稿

(コメントを表示する前に、承認が必要になります。承認されるまではコメントは表示されませんので、しばらくお待ちください。)

このページのTOPへ

仏像ガールって?

本名は廣瀬郁実。

三度の飯より仏像が好き!人生を仏像に捧げた29歳。
思えば中学生のときに、大好きだったお父さんが死んじゃったときが、私の仏像人生のはじまり。

仏像ガールへメール

仏像募集

あなたの好きな仏像、オモシロイ仏像、仏像にまつわる変なウワサ、仏像に関する情報、なんでも募集中です!

[email protected]