こんにちは、仏像ガールです。
こんな風にご挨拶をすると 「大仏ガールさんですね!」と言い返されることがあります(笑)。時には「仏教ガール」になることも。確かに、字面で見るとほとんど違いが分かりません(汗)。
「仏像」も「大仏」も「仏教」も、なんとなーく同じようなもの。そんな風に感じている方も多いと思います。ということで、今日は意外と知らない「仏像」と「大仏」の違いについてお話します。
大仏=大きな仏像!
「仏像」と「大仏」のちがいはとてもカンタンで、 「大仏」は「大きな仏像」という意味なのです。そう、単純に「大きい」という特徴があるというだけの話。仏像という大きなカテゴリーの中に、大きなサイズのものを「大仏」というのです。
ちなみに、英語では「大仏」のことを「Great Buddha」といいます。巨大な仏像!っていう感じが伝わりますね。ちなみに、大仏のさらにもっと大きい仏像を「巨大仏」って言うこともあります。
「大仏」という名前の小さな仏像は存在しないけれど、仏像の中には大きな仏像(大仏)も小さな仏像もある、ということです。なぜか小仏とは言いません。
日本にはたくさんの大仏さまがいらっしゃいますね。奈良の大仏、鎌倉の大仏、高岡大仏、岐阜大仏、東京大仏、兵庫大仏、牛久大仏…。あなたの住む町にもいらっしゃるかもしれません。
大きな観音像は、大仏じゃない!?
日本各地には、見上げると首が痛くなるくらい大きな観音さまもいらっしゃいます。そういった大きな観音さまのことは、実は「大仏」とは呼ばれないのです!大きな観音像のことは、「大観音」というのが一般的です。
理由は、「大仏」はあくまで「如来」さまの像だから、ということ。観音さまは「仏」=「如来」ではなく、「菩薩」の像なのですね。
詳しくは仏像の4つの役割を参照してくださいね。
まとめ
- 大仏の意味は、「大きな仏像」
- 観音さまなどの場合は、「大仏」とは言わず「大観音」という
それでは、今日はここまで!